かわら版(単組・部会より新年のご挨拶)2018‐1号(2018/1/24)が発行されました

全文をダウンロードできます⇒「かわら版」新年号2018-1

   

働きがいのある職場と平和で開かれた社会の実現を
今年もよろしくお願いいたします

-東京大学教職員組合2017年度執行部一同

1月19日(金)新年恒例の東職旗開きが開催されました。
本年度は新規加入者も例年以上に多く、盛会となりました。引き続き宜しくお願い申上げます。
来賓の都大教副議長・全大教副委員長の水谷孝男氏は、東京都内の大学はせいぜい1時間ほどで往来できる至近距離にある、各大学職組がバラバラに闘っても負けは明らか、ぜひ連帯を、と呼び掛けました。
また本年度、東職と全面共闘する首都圏大学非常勤講師組合の松村比奈子委員長からは以下のメッセージを頂戴しました。
東職執行委員長  佐々木 彈

 「非正規教職員の5年上限、クーリング撤廃、おめでとうございます。
この問題への対応については、東大は国立大学のトップに立っています。
昨年、共同団交というかつてない取り組みで
東大に上限撤廃の要求を認めさせたことは、素晴らしい成果でした。
東職の皆さまの柔軟で前向きの姿勢に感動いたします。
非正規の皆さまの無期転換への道は開かれましたが、
まだ超えなければならない坂もあると思います。
多様な働き方を認め、多様な人々が気持ちよく働き、
教え、研究・実験できる職場に向けて
これからも一緒に闘っていきましょう。
首都圏大学非常勤講師組合から
共闘の感謝とさらなる交流のために
東職の皆さまの旗開きに心からエールを送ります。
今後ともよろしくお願いいたします。」
松村比奈子(首都圏大学非常勤講師組合委員長)

 

工学部教職員組合
新年明けましておめでとうございます。
昨年は有期雇用教職員の問題で勝利を得ることができました。
今年も更なる働きやすい職場環境作りに東職と工職で連携して立ち向かってまいりましょう。
委員長 齋藤 正光

理学部職員組合
あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
昨年は、改正労働契約法のおかげで(?)、理学部世話人として、執行委員として怒濤のような時間を過ごしました。佐々木委員長との団体交渉、院内集会などは、東職に入ったばかりの私にとって、とても刺激的な出来事で、忘れられない年になりました。
今年は、できることであれば、おだやかでのんびりした年になるといいなあと思います。
東職に入り、悩んでいる方が多くいることを初めて知りました。書記局はそうした方々にとって、安らぎの場所になっている気がします。私にとっても、ほっとできる場所です。組合員、非組合員問わず、悩みある方に寄り添い接して下さる書記の皆様には、尊敬と感謝の気持ちでいっぱいです。
個人的な目標としては、東京大学での仕事が「ディーセント・ワーク~働きがいのある人間らしい仕事」となるよう力を尽くして行ければと思っています。「権利が保障され、全ての人が適切な収入を得られる」ような職場になることを願っています。
世話人 朝火 里津子

理学部職員組合
謹んで新春のお慶びを申し上げます。
私の勤務する木曽観測所は、現地勤務職員が8名ですが、内3名が常勤職員で、その3名が組合員となっています。私が東大職員となった時代は、職員になったら組合員になるというのが普通でした。その職員も後1、2年で退職の年を迎えます。働き方が変化する中、職員間の意識も変化し、組合への加入が進まないのが現状かと思います。ここ最近の国際情勢では、力が強調され、それに呼応するかの様な国の動きも見られます。これらの流れが職場へ押し寄せることも懸念されます。働くもの同士が寄り添い賃金や労働条件を経営側と交渉し、改善する取り組みによって、より働き易い職場を築いてきた事は、歴史的にも間違いありません。地理的にも離れている事から、東職執行部頼りになっており、誠に申し訳ありませんが、今後も組合の灯を消さぬよう様努めたいと思っています。どうぞ宜しくお願い致します。
世話人 征矢野 隆夫

医科学研究所職員組合
東職の皆様 あけましておめでとうございます。
医科研職組は、年々正規職員の組合員が減り、再雇用・OBの組合員が増えて来ている状況です。
この現象は、少なからず各単組でも考えられる状況ではないでしょうか。
数年前より、組合を無くさないようにどうにか現状の人数で行動しているのが現状です。
このような、医科研職組ではありますが 本年もよろしくお願いいたします。
委員長 久保田 実

生産技術研究所職員組合
あけましておめでとうございます。
生研職組は昨年12月に定期大会を行い、今期は4名体制の執行部でスタートしました。今期も昇給昇格など時期毎に取り組まなければならない問題のほか、様々に発生した問題に対しても力を入れられたらと思います。
また、「有期雇用教職員の雇用上限5年撤廃」など、組合がなければどうなっていただろうか、という事柄もあり、組合が持つ役割を再認識した気がします。
組合組織率を上げ皆で組合を支える事で、自分達の働く環境を整えていけたらと思います。
委員長 池田 博一

物性研究所職員組合 
新年のお慶びを申し上げます。
物性研職組は、組合員15名、モチベーションの高い仲間に支えられています。
2018年度の柏地区の代議員(技術職員層)選出においては、大海研職組の推薦もいただくことができ、物性研職員組合員が代議員に決定しました。
最も関心のある昇格問題は、該当者を把握しタイミングを逃さず、部局への申し入れを行っていきます。
2018年4月、2013年4月の改正労働契約法の施行から5年となり、無期転換申込みが本格化します。物性研でも、多くの有期雇用職員が研究室を支えていますが、4月以降の継続雇用に関する情報が少ないことに、不安であるという声が聞かれました。これは組合員のみならず関心を寄せる問題です。組合の取り組みをアピールできる好機でもあり、頼られる存在になれるよう頑張ります。
本年もどうぞよろしくお願いします。
委員長 福島 昭子

社会科学研究所職員組合
新年明けましておめでとうございます。
今期の社研職組は、佐々木弾委員長を選出したことで、東職への貢献を果たしたような気がしております。大学での業務は、ますます有期雇用教職員の方々に依存するようになってきています。こうした方々が正当な権利を行使できるよう、今後も協力して活動を進めていきたいと思っています。
1月31日(水)には、社研の会議室で、フォトジャーナリストの安田菜津紀氏をお迎えして、第35回東職ランチョンセミナー「紛争地を生きる子供たち」が開催されます。赤門総合研究棟の5階549号室(センター会議室)です。
こちらにも、是非、お運びください。
委員長 佐藤 香

史料編纂所職員組合
新年おめでとうございます。
昨年は有期雇用教職員に対する5年上限と6ヶ月クーリングの撤廃という大きな成果がありました。
今年はまず、この成果をより実りあるものとして機能させてゆくことが求められるのだろうと思います。
文系部局としては、学問や知性、文化といったものへの風当たりを強く感じるご時世ですが、よりよい社会、よりよい職場への努力は続けたいものと考えています。引き続き、よろしくお願いします。
委員長 西田 友広

地震研究所職員組合
皆様
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
酉年は「取り」「採り」の年にあたり、成長してきた草木が実を結ぶ年と言われます。
戌年の本年は、結実の年の翌年、つまり果実を収穫する年となります。
本年が皆様方にとって果実の収穫の年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。
委員長 武多 昭道

教育学部附属中等教育学校職員組合
明けましておめでとうございます。
昨年は、非常勤講師の待遇の問題を中心に東職に動いていただいたことにあつく感謝申し上げます。
附属学校は定年等に伴う専任教員の入れ替えがここ数年進んでおり、新しい仲間を毎年迎えています。少しずつ組合員を増やせるように、働きかけを続けていたいと考えております。本年もよろしくお願い致します。
委員長 武田 竜一

北海道演習林支部
働く同志の皆様
2018年の旗開き,おめでとうございます。
北演支部は現在,技術職員5名とパート職員1名の構成です。
パート職員はこの3月で5年となり6ヶ月間職場を離れることが決まっています。
残念ですが,次回の更新までに撤廃を目指して頑張ります。
皆様,今後ともご理解ご指導のほどよろしくお願いします。
支部長 岡村 行治

銀 杏 の 会
明けましておめでとうございます。
「銀杏の会」は1990年1月19日結成された東職で一番若い支部(単組)です。一番若いといっても今年
で28歳、バリバリの青年なのです。
他の支部(単組)は職場の部局を地盤としていますが、「銀杏の会」は違います。そもそも職場に組合のない職員を結集して結成されたのですから、いわば東大全体が地盤なのです。
昨年、東職の短時間勤務有期雇用職員に対する行動は大きなうねりとなり、多くの事務補佐員、技術補佐員の賛同を得ることができました。さらに東職は個々人の相談にも応じています。
そこで、そういった人たちの東職における立場として「銀杏の会」に加入するようになりました。
今まで横のつながりもなく、当局との対応も個人で行わざるを得なかったのですが、「銀杏の会」に加入することにより、沢山の情報が得られ、場合によっては東職執行部のメンバーが交渉に立ち会うこともあります。そんな諸々の活動のために、昨年の春以降、既に十数名を越える仲間が加入しました。
「銀杏の会」としての独自の組合活動はできませんが、東職の一員になったことの利点、働く仲間との繋がりで人としての働き甲斐・生き甲斐を是非見つけて欲しいと思います。
世話人 䑓 快久

東洋文化研究所職員組合
新年おめでとうございます。
昨年の東職執行委員会の活躍と成果に敬意を表します。この世知辛いご時世に画期的なことです。
これからを担う若い方々の可能性を伸ばせるような職場であってほしいと願うところです。
東文研職組でも若い方々に加入を勧めていきたいと思います。
委員長 黒田 明伸

大気海洋研究所職員組合
本年もよろしくお願いいたします。
東京大学にとっても教職員組合にとっても、重要な年になりそうです。
私たちも、少人数ではありますが、力を合わせて頑張ります。
東京大学で働く、学ぶ、すべての皆さんにとって、良い一年になりますように。
委員長 森山 彰久

教養学部教職員組合
新しい年2018年は、「明治150年」とも言われています。欧米列強から見て「極東の島国」の近代化の過程の、前半の80年は戦争をしつづけ、後の70年は日本国憲法九条のもとで、戦争をしない国として歩んで来ました。
しかし安倍晋三首相は年頭の記者会見で、九条改憲の決意を改めて強調しました。国会内の議員数では、衆参両院ともに改憲派が3分の2以上を占めていますから、やろうと思えばいつでも改憲発議は可能です。それを市民と野党の共同の力で阻止することが出来るかどうかが、2018年の正念場となります。
昨年は、粘り強い交渉と首都圏大学非常勤講師組合との共闘の中で、東大当局の雇い止め争動を押し返すことが出来ました。この力を今年はいっそう強めていきながら安倍改憲阻止の全国の運動としっかり連帯していきましょう。
委員長 小森 陽一

女 性 部
新年あけましておめでとうございます。
昨年に引き続き今年もこの話題から始めさせていただくことをどうかお許しください。
2017年度版日本のジェンダー・ギャップ指数は、過去最低の世界144カ国中114位(前年度は111位でした。)であるとの発表(世界経済フォーラム=WFF)がありました。
これは経済、教育、政治、健康(保健)の4分野で分析し、ランキングした数値です。ちなみに健康分野では世界1位だそうで、他の3分野で引き下げていることになります。勤労所得男女比指数が0.524(女性の所得は男性のおよそ半分ということです。数値が1に近づくほど格差が少ないことを示します。)であるというのは、冷静に考えて低すぎる値(つまり格差が大きい値)だと思われませんか。この数値の意味すること、背景などをまじめに分析してもいいのではないかと思っています。
女性部は、女性も男性も働きやすい職場になることを目指して、微力ながら様々な情報を収集し、発信してゆきたいと考えております。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
代 表 寺田 珠実

賃金労働問題委員会
今期東職は有期雇用職員の5年雇止め撤廃という歴史的な成果を勝ち取りました。今期執行部の奮闘に心より敬意を表します。
一方、賃金問題では人勧準拠による雀の涙ほどの賃上げがあったとはいえ、平成27年からの給与構造の総合的見直しにより、多くの教職員が現給保障の中で賃金が上がらない状況が続いています。また、短時間勤務職員への一時金の支給や待遇(賃金)改善の課題も山積しています。そのような中でも東職の賃金交渉や昇格協議によって少しずつではありますが改善が行なわれてきています。昨年からは再雇用職員の再雇用特別手当の支給方法を一時金に換えさせることにより大きな改善がありましたし、一般職(一)職員の4級昇格にかかる3級在級年数の改善や教室系技術職員における上位職の設置要求が検討の俎上に載るなど進展もありました。今年はこれらの課題をさらに実現していくための地道な活動を続けていく所存です。
共に闘いましょう! ご協力をよろしくお願い致します。
世話人 坂下 春

短時間勤務職員部会

駒場紅梅白梅

新年明けましておめでとうございます。
昨年は有期雇用教職員の雇用限度の撤廃決定が実現した画期的な年でした。
度重なる団交、記者会見など、組合の皆様のお力あっての成果に深く感謝致します。
しかしまだ今年度内の雇止めの危険性もあり、気を緩めるわけにはいきません。
待遇改善要求もまだこれからです。
2018年春の無期転換に向けて頑張ります。
今年もどうぞよろしくお願い致します。
代 表  東  史(ひがし ふみ)

図書館勤務職員部会 
あけましておめでとうございます。
昨年の東職かわら版新年号で、「図書館職員部会は今や『準限界集落』状態です。
このままでは、図書館職員の待遇に問題があっても『吸い上げられない、打開できない』 という状況になる虞があります。…今年の図書館部会のスローガンは『ピンチはチャンス!(-_^)』です。」と書きましたが、誓った通り、ピンチをチャンスに変えて昨年は明るい光が差しこみました。
久しぶりに若くフレッシュな組合員の加入がありましたし、
有期雇用職員の雇用限度撤廃に全力で取り組んだ結果、7名の図書系非常勤職員が東職に加入、執行部の圧倒的な交渉力により、1月中に5年の雇用期限が来る2名の組合員の雇用継続を勝ち取りました。
そしてご存知の通り、ついに5年雇用限度撤廃が決定!
これはまさに東職の歴史的快挙でした。
このように急速に存在感を取り戻しつつある東職です。
各単組のみなさん、お近くの図書館職員を是非組合にお誘いください。
今年の図書館部会のスローガンは「チャンスの前髪を掴め!」です。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
代 表  米倉和枝+藤本蒂子

青 年 部
生研の今中です。昨年は青年部独自での動きは作れませんでしたが、
多くの若手を含む非常勤の方々の雇止めで組合が大きな成果を上げたことを、心から嬉しく思っております。
この点で、首都圏非常勤講師組合の方々の役割は大変大きく、私自身も微力ながら同組合の会員になり、カンパもしました。
今年はこの点で攻勢に出て、非常勤だった人々の正規化を着実に進めるとともに、若手職員・教員の安定したポストを増やす道を開く1年になることを祈念致します。
東京大学では法人化以降30代以下の任期なし若手教員が半減したと東大当局も認めており、これを300人増やすと宣言しております。
これが着実に実施されれば、大学の研究・労働環境がかなり改善するとともに、研究者志望の若手・院生・学部生の希望にもなります。
昨年は東大が前向きな成果で全国に注目されましたので、今年はこの成果を伝えるとともに、新たな成果につながる一年にしたいと思います。
(参考:https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00439401
代 表 今中 正輝

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特別寄稿 東職資料整理作業チーム
東職書記局には1947年創立以来のたくさんの資料が保管されていますが、ファイルされてから数10年を経る中で損傷も目立ってきました。このため、このまま放置すると戦後労働運動史や大学史にかかわる貴重な資料が復元不能になってしまうという懸念があったのです。そこで東職OBOGの有志の方々が中心となって東職資料整理チームを2015年に発足させ、およそ1970年代までの資料を対象に目録作りと全資料のディジタルカメラによる画像化という保存作業を月1回のペースで進めておられます。今回の『かわら版』では東職資料整理作業の“言いだしっぺ”である伊藤谷生さん(理職OB)に資料整理作業の現状、資料のディジタル画像化の意義などの詳細について寄稿していただきました。長いですが全文を紹介いたします。

ディジタル画像化進む東職資料群
2018年1月10日 伊藤谷生
東職書記局には1947年の創立以来の膨大な資料があり、120㎝幅×240cm高さの棚6本を占有しています。それらは歴代の書記局員の方々がファイルしながら整理してきてくださっています。しかし、一番古い資料群はすでに70年も経っていますので損傷が進みつつあり、このまま放置すると、先輩たちが苦闘の中で築いた現代史の現場記録が失われることが懸念されていました。そこで東職執行委員会ならび書記局の支援のもとでOBOGの有志10数名を中心として東職資料整理チームが発足しました。そして3年前の2015年1月から史料編纂所の井上聡さんをはじめスタッフの皆さんの指導と支援を受けながら創立時から1970年代くらいまでの313ファイルを対象として1月に1回のペースで作業を開始したのです。まずファイルごとに資料の目録作りを終えた後に、全資料を1カットずつディジタルカメラによる撮影(ディジタル画像化)を進めています。ディジタル画像化は資料を保存するうえで必須だからです。昨年12月18日段階で226ファイル分が終了しましたので、ようやくおよそ2/3くらいに達したようです。現在までの撮影カット数は23,700余りですから、終了時には4万近くなるでしょう。
さて整理作業は資料に見とれてしまうと手が止まってしまうほど興味深いのでとにかく機械的に進めようとはしていますが、それでも東職傘下の単組が発行しているニュースの豊かさに目を丸くしたり、各種宣伝物や議事録に先輩などの名前を発見して思わず見入ったり、さらには昇給、昇級、昇格のための緻密なデータを見て自分たちが取り組んだ運動の不甲斐なさに赤面したり、することの連続です。そうしたなかで東職資料群がきわめて貴重な現代史資料であることが次第に鮮明になってきました。それは、組合員が活動する職場、そして単組や東職段階での生の記録が大半を占めているからです。資料群を繙くと例えば50年代から60年安保に向ってどうしてあのような組合活動の前進と高揚があったのかがひしひしと伝わってきます。単組執行部が連日のように発行するビラ、毎週開かれる単組や東職の執行委員会、その中で語られている活動の意義や組合員からの率直な疑問、様々な文化的行事などの紹介、それらからは組合を軸にした大きなコミュニティの存在が浮かび上がります。全国の労働組合でも同様であったことが資料群の中に綴じ込まれた他大学や文京区内の労働組合の資料によっても確認されます。こうした活動がベースになって全国的な運動が展開されたのでしょう。
このような気持ちを抱きながら資料整理を進めていますと、昨今、何人かによって語られている「60年安保や70年安保などこれまでの闘争は上からの動員で進められた」という見解は上部団体やナショナルセンターなどのすぐに入手できる資料に基づいた皮相的なものであると私には思えてなりません。現場の生の資料を発掘しつつそれらを現在に活かすための基礎データを構築し、後に続く人々へ繋ぐことが今非常に重要なのです。東職資料群をディジタル画像化し、末永く保存しようとしているのはまさにそのためです。
こうした資料整理活動のなかで他大学との交流も始まりました。私事ですが、昨年12月、研究活動の一環として北海道大学に行く機会がありましたので、東職がファイルしている機関紙「北大職組新聞」のバックナンバー表を持参して同職組書記局を訪ねました。この訪問には東職書記局で資料整理を担当されている山崎範子さんも合流してくださいました。そうしましたら同機関紙の欠番を東職が保存していることがわかったのです。さっそく東職書記局で電子化していただき北大に送りました。今後はこうした交流も拡げたいものです。
最後になりましたが、感謝の意を表明させていただきたいことがあります。
まず、OBOG有志からなる資料整理チームメンバーの皆さんへの感謝です。メンバーはそれぞれさまざまな仕事をこなされながら、そして実のところ寄る年波と闘いながら、月1回の作業に献身されているのです。それは東職資料群整理・保存の意義についての深い理解とともに、東職70年の歴史をそれぞれの時期に担った先輩諸氏への敬意、そして東職での自らの活動への誇りをお持ちだからだと思います。
ついで何と言っても史料編纂所の井上さんはじめスタッフの方々への感謝です。井上さん達の指導・支援があってはじめて資料整理作業が可能となっているのです。目録の作り方、資料の破損・劣化を防ぐ方法、ディジタルカメラによる撮影方法など、私たちが全く経験したことのないことを教えていただいています。同時に原資料を発掘し、研究の俎上に乗せるという歴史学の基礎作業にも触れさせてもらっているところです。
そして東職執行委員会と東職書記局のお心遣いへも感謝をのべなければなりません。とりわけ書記局の皆さんにおかれては通常業務ではないにもかかわらず作業が順調に進むようにと力を貸してくださっています。そして私たちとして何より嬉しいのは、東職が取り組んでいるホットな課題などを説明してくださることです。書記局の明るく生き生きした雰囲気に触れると、“ああ、やっぱり私たちの東職だ。その誇るべき歴史を資料としてきちんと残さなくては。”という思いが募り、作業に拍車がかかります。

ともあれディジタル化は今年の遅くない時期までに達成できればと思っています。引き続きみなさまの御支援をお願いいたします。