【終了】3/4(水)第12回東職ランチョンセミナー「八ッ場ダムの長期的な安全性は保証されているのか」     講師:伊藤谷生氏(千葉大学名誉教授)

どなたでも参加できます。無料・予約不要・昼食持ち込み可の勉強会
チラシはこちらからダウンロードできます⇒第12回東職ランチョンセミナー

「八ッ場ダムの長期的な安全性は保証されているのか」
講師:伊藤谷生氏(千葉大学名誉教授)

日時:2015年3月4日(水)
12:10~13:00(開場は11:30)
会場:工学部新2号館211号教室
主催:東京大学職員組合
共催:東京大学工学部教職員組合

ol_map八ッ場ダムは、吾妻川の中流に位置する名勝・吾妻渓谷に1952年、利水と治水を主目的に計画されたものです。1986年に基本計画の公示、1994年から道路、鉄道などの付帯工事が進み、根強い反対運動にもかかわらず本年1月23日、本体工事が始まりました。しかしいま、水需要を含めて社会状況の変化によりダムの必要性はなくなっているのです。にもかかわらず1967年以来、巨額の事業費が投じられ、2004年9月には全国一の4600億円に増額されました。今後もさらなる増額と工期延長の可能性が高いとされています。

このダム建設は長期的な安全性にも大きな問題があります。国土交通省は、地すべり対策や水没予定地住民の移転代替地の安全性確保は十分なされていると言ってはいます。しかし、ダム周辺は熱水変質帯が広く分布しており、仮に建設時には安全基準を満足していても湛水後は急速に基盤や盛土の強度が低下する危険性を考えなければならないのです。今回のセミナーでは長期的な安全性の見地から八ッ場ダム問題を考えます。
八ッ場ダム建設の根本的問題点についてすでに多くの人々が論じています。こちらもご覧ください。http://yamba-net.org/

常 勤・非常勤にかかわらず、東京大学で働く教員・職員の生活・労働条件に関わりを持つ問題・テーマを、専門家に聞く機会が持てないか・・・。 そんな声から、「東職ランチョンセミナー」は生まれました。昼食(弁当)持ち込み可の肩のこらないランチョン形式。 専門家の話を30分聞き、質疑を15分。昼休みを有効に使います。
次回は4月の予定です。
問い合わせは 東京大学職員組合
書記局 Tel・Fax:03-5841-7971 内線27971 E-Mail:syokikyoku@tousyoku.org

【ランチョンセミナー履歴】
第1回 2014年3月5日「制定前後から見た憲法の今日的問題」
石田 憲 氏(千葉大学法経学部)
第2回 2014年4月4日「最近の労働法制改革の動きについて」
水町勇一郎 氏(東京大学社会科学研究所)
第3回 2014年5月19日「大学研究と公益通報制度」
新村響子 氏(弁護士/旬報法律事務所)
第4回 2014年6月12日「学校教育法改正と大学の自治」
広渡清吾 氏 (法学/専修大学教授・元東京大学副学長)
第5回 2014年6月23日「安倍政権の政策をどう見るか」
宇都宮健児 氏 (弁護士/東京市民法律事務所)
第6回 2014年7月23日「憲法9条と現在の政治状況について」
小森陽一 氏(東京大学教教授/「9条の会」事務局長)
第7回 2014年9月25日 「女性の活躍促進というけれど」
大沢真理 氏(東京大学社会科学研究所教授)
第8回 2014年10月9日 「原発と火山噴火リスク」
中田節也 氏 (東京大学地震研究所教授)
第9回 2014年11月19日「軍事と企業技術・大学研究」
話題提供者を囲んでの意見交換
第10回 2015年1月21日「急進展する軍学共同」
池内 了氏(総合研究大学院大名誉教授・宇宙物理学者)
第11回 2015年2月12日
吉見 義明氏(中央大学教授)
*第13回以降も計画中です