【終了】3/18(火)宇都宮けんじさん 講演と懇談の会

宇都宮健児さんを迎えて講演と懇談の集いを行います

主催:全東大勝手連(代表:平田 勝)
日時:3月18日 午後6時開場、6時15分開会
会場:東京大学本郷キャンパス 第2食堂2階

<主な内容>
・6時30分から1時間程度、宇都宮健児さん講演『都知事選を闘って』
・質疑応答後、宇都宮さんを囲んで懇談会(飲み物と惣菜を用意します。会費1500円)

◎懇談会ご参加の方は、準備の都合上、お手数ながら3月11日(火)までに全東大勝手連事務局
zentoudai.katte@gmail.com にお知らせください。会費1,500円は当日で結構です。
◎なお、講演会のみご参加の方は無料です。

都知事選からまもなく1ヶ月が経とうとしていますが、まだ記憶が鮮明なうちにということで3月18日(火)夜、候補者として大奮闘された宇都宮健児さんをお招きして懇談と交流の会を開催します。この会では大きく3つのことを考えています。

第1に、マスコミ界は今回の都知事選の争点を原発にかかわるシングル・イッシューに絞り込み、候補者一本化(要するに宇都宮さん降ろし)と劇場型選挙を煽ってきましたが、選挙後は、宇都宮さんが前回の2012年よりも票ならびに投票率を伸ばし第2位であったこと、宇都宮+細川の脱原発票が194万近くに達し、原発容認の舛添に17万票差に迫ったこと、という事実を敢えて無視した報道を続けています。こうした世論誘導的なマスコミの動向を打ち破って、都知事選で真に争われたことは何であったのか、そして都知事選の結果から何を読み取るべきなのかについて議論したいと思います(注)。

第2に、今回の都知事選では、一部候補の事実上の妨害によって、公開の討論会は極めて不十分な形式でしかも若干回数のみ開催されるに留まりました。そうした中でも、宇都宮さんは『希望のまち東京をつくる会』が練り上げた『政策集』を武器にたくさんの市民団体と対話し、意見や要求を聞きながら政策を充実させ、支持を拡大してこられました。また宇都宮さんを支援するいくつもの市民グループが創意あふれるさまざまな選挙活動を進めてきたとのことです。そうした市民が進める新しい選挙活動の豊かな経験を宇都宮さんからじかに学びたいと思います。

第3に、残念ながら宇都宮さんの勝利をかちとれなかったために、舛添新知事のもとでさまざまな悪政の強行が開始されています。たとえば舛添新知事によって追加となった2014年度東京都予算案77億円の中身をみると、「子育て応援ファンドの創設」21億円などのように舛添氏が選挙期間中に言っていた福祉事業の産業化、つまり利潤追求対象としての福祉という道がはっきりと示されています。防災と強靭化に名を借りた都市改造計画、国立新競技場、築地移転、八ッ場ダム追加予算など次々と手を打ってくるでしょう。これら舛添新知事の政策と真正面からどう闘うのか、また、留まるところを知らない安倍首相の暴走をストップさせるにはどうしたらよいのか、意見交換ができればと思います。

私たち宇都宮健児さんを支援する現職教職員、学生・院生、そしてOB、OGが1月に急遽集まって立ち上げたのが “全東大勝手連”です。“全東大勝手連”は『希望の待ち東京をつくる会』の会員として、全都的に行われた多種多様な勝手連活動の一翼を担い、宇都宮さんの健闘をささやかながら支えました。幸い、この度、宇都宮さんが忙しい時間を割いて東大にお越しなってくださることになりました。東大で現在あるいはかつて働き、学んだ方々、そして東大がいつもお世話になっている地域の方々とともに宇都宮さんと懇談できればと考え、3月18日の会のご案内をさせていただきました。当日お会いできることを楽しみにしております。

2014年3月5日 全東大勝手連代表 平田勝(1969年文学部卒、花伝社社長)