【終了】5/16(火)12:10~13:30 軍事研究禁止の原則◆再確認に向けて  どうする東大!!

無料・予約不要・弁当持参可・昼休みを有効に使う勉強会!
チラシはこちらです⇒第30回東職ランチョンセミナー
第30回東職ランチョンセミナー(拡大版)
 近年、軍事と学術の急速な接近が進んでいる。
これに対して日本学術会議は、今年3月、軍事研究は絶対に行わないとする過去2回の声明をあらためて再確認する声明を発表した(日本学術会議『軍事的安全保障研究に関する声明』2017年3月24日)。
この声明のねらいは何か。また、東京大学はこれにどう応えるべきか。
軍事と学術の関係を、教職員一人ひとりが真剣に考えていく必要がある。
【当日資料】
◎日本学術会議安全保障と学術に関する検討委員会 声明「軍事的安全保障研究に関する声明」⇒・声明(確定版) (PDF:275KB)
◎日本学術会議安全保障と学術に関する検討委員会 報告「軍事的安全保障研究について」⇒・報告(確定版) (PDF:398KB)
◎須藤 靖氏の講演レジュメスライドはこちらです⇒ http://www-utap.phys.s.u-tokyo.ac.jp/~suto/mypresentation_2017j.html
◎佐藤岩夫氏の講演レジュメスライドはこちらです⇒佐藤氏レジュメ
◎「週刊東京大学新聞」2017年4月4日 佐藤岩夫氏、須藤 靖氏のインタビュー記事あり
こちらで読めます⇒「週刊東京大学新聞」2017年4月4日(転載許可取得済み)

軍事研究禁止の原則◆再確認に向けて
どうする東大!!

2017年5月16日(火) 12:10~13:30
会場 理学部4号館1320会議室
*通常のランチョンセミナーより長くなります。ぜひ万障お繰り合わせの上、ご参加ください。

12:10~ 「日安全保障と学術:日本学術会議の選択」
佐藤岩夫氏(教授・法社会学)
12:40~ 「日本学術会議の声明と今後なすべきこと」
須藤 靖氏(教授・宇宙物理学)
13:10~13:30 パネルディスカッション

主催:東京大学教職員組合
共催:東京大学理学部職員組合
お問合せ(東職書記局)
Tel・Fax:03-5841-7971
E-Mail:syokikyoku@tousyoku.org
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東京大学教職員組合では2014年7月15日、「東京大学における軍事研究禁止の原則の堅持を訴える声明」を発表。
2015年には、「軍事研究に関わる調査と周知の申し入れ」を学長あてに提出。東大憲章および前総長の「東京大学における軍事研究の禁止について(平成27年1月16日)」が引き継がれていることを確認し、2015年5月20日「東京大学の軍事研究禁止の原則を再確認しよう!」と昼休み集会を行っている。
今後も研究について成果の公表と批判が許されない「軍事研究」についてはもとより、「軍学共同」「産学協同」に対する情報を発信し、議論を深めたい。
軍学共同反対連絡会ニュースレターはこちらから読めます。
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常勤・非常勤にかかわらず、東京大学で働く教員・職員の生活・労働条件に関わりを持つ問題・テーマを、専門家に聞く機会を持てないか・・・。
そんな声から東職ランチョンセミナーは生まれました。昼食(弁当)持ち込み可の肩のこらないランチョン形式。専門家の話を40分聞き、質疑を15分。どなたでもご参加ください。昼休みを有効に使います。
【東職ランチョンセミナー履歴】
第1回 2014年3月5日「制定前後から見た憲法の今日的問題」石田 憲氏(千葉大学法経学部教授)
第2回 4月4日「最近の労働法制改革の動きについて」水町勇一郎氏(東大社会科学研究所教授)
第3回 5月19日「大学研究と公益通報制度」新村響子氏(弁護士/旬報法律事務所)
第4回 6月12日「学校教育法改正と大学の自治」広渡清吾氏 (法学/専修大学教授)
第5回 6月23日「安倍政権の政策をどう見るか」宇都宮健児氏 (弁護士)
第6回 7月23日「憲法9条と現在の政治状況について」小森陽一氏(東大教養学部教授)
第7回 9月25日「女性の活躍促進というけれど」大沢真理氏(東大社会科学研究所教授)
第8回 10月9日「原発と火山噴火リスク」中田節也氏 (東京大学地震研究所教授)
第9回 11月19日「軍事と企業技術・大学研究」話題提供者を囲んでの意見交換
第10回 2015年1月21日「急展開する軍学共同」池内 了氏(総合研究大学院大名誉教授)
第11回 2月12日「日本軍『慰安婦』問題をどう考えるか」吉見義明氏(中央大学教授)
第12回 3月4日「八ッ場ダムの長期的な安全性は保証されているのか!」伊藤谷生氏(千葉大名誉教授)
第13回 4月9日「原子力発電所と断層~科学と行政の狭間で~」藤本光一郎氏(東京学芸大学准教授)
第14回 5月22日「農地除染と地域再生の課題~大学の役割」溝口 勝氏(東京大学教授)
第15回 7月13日「景色の変化の向こうに見えるもの~災害と開発の歴史」榎原雅治氏(東京大学教授)
第16回 9月17日「医療事故調査制度-その仕組み構築の難しさ-」樋口範雄氏(東京大学教授)
第17回 10月7日「上野の杜からー自然と歴史環境・憩いのアメニティ空間の危機~」(小川 潔氏)
第18回 11月18日「予定市民・患者と医療者の対話から生まれるもの」孫 大輔氏(医学教育国際研究センター講師)
第19回 2016年1月15日「異次元金融緩和とは何だったのか?アベノミクス再考」伊藤正直氏(大妻女子大学教授)
第20回 2月8日「中国の労働組合」髙見澤 磨氏(東京大学東洋文化研究所所長・教授)
第21回 4月8日「歴史学からみた地震・噴火 ~東大で文理融合を実現することは国民のためにもどうしても必要~」保立道久氏(東京大学名誉教授)
第22回 5月13日「沖縄にはかつていかなる王国があったのか」渡辺美季氏(東京大学大学院総合文化研究科准教授)
第23回 6月10日「再生可能エネルギーの系統接続の課題と対策」今中政輝氏(東京大学生産技術研究所特任研究員)
第24回 7月20日「なぜ原発はNGなのか」岡屋 克則氏(工学部システム創成学専攻助教)
第25回 9月16日「江戸時代の日本と朝鮮・中国」鶴田 啓氏(東京大学東洋文化研究所教授)
第26回 10月26日「わだつみのこえ記念館への期待-開館10周年を迎えて-」岡安 茂祐 氏(わだつみのこえ記念館理事長)
第27回 11月30日「同一労働同一賃金と働き方改革」水町勇一郎氏 (東京大学社会科学研究所教授)
第28回 2017年1月31日「進む軍産複合体~取り込まれる大学、研究者たち」望月 衣塑子氏(東京新聞記者)
第29回 2017年3月2日「日本の大学における軍学共同の歴史―東京帝国大学の事例を中心に―」畑野 勇氏(政治学)