軍学共同反対連絡会ニュース 2016年5月号が発行されました

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「軍学共同反対アピール署名の会」からのお知らせです。
5月号の「軍学共同反対連絡会ニュース」をお送りいたします。
明日5月18日は、「安全保障技術研究推進制度」の応募締切日です。
昨年よりも応募件数が少なくなるよう、軍学共同の拡大へ歯止めが掛けられるよう、
力を尽くしましょう。
■ 昨日(5月16日付け)の「東京新聞」は、第一面で、防衛省と研究協力が急増 「軍学共同」15年度23件 と報じました。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201605/CK2016051602000122.html
軍学共同の是非をめぐって社会的関心が高まりつつあります。

《5月号より》
防衛省の安全保障技術研究推進制度6億円に応募するな! 提出した人も取り下げを! 最後、渾身の力を込めての訴えます。
もし、身近に今年の「安全保障技術研究推進制度」募集に応募した人、応募しようかと考えている人がいたら、以下の文章を届けてください。

『未来から今2016年を見つめる眼を!
いまの軍事偏重の動きがずっと永遠に続くでしょうか。
50年100年先を想像してみてください。その時はすでに核兵器は廃絶され、もっと平和の世界になっているはずです。50年、100年先でなくこれは5年10年先に必ずや実現しようと、この4月から被爆者自身が訴える新たな署名も始まっています。
必ずやその時、今2016年の対応がどうだったのか、安全保障と称して、軍拡競争を惹起する軍事力強化に加担したことを、後悔するのではないでしょうか。
学問は、未来をきりひらくもの、明日の世界を展望するもの。
そんな、希望をもってなすべきがほんとうの学問ではないでしょうか。

今からでも遅くない、もし応募したという人がいても、取り下げてください。
学内で、この視点からの議論を巻き起こしてください。大学は何をなすべきか、
どうあるべきか。この議論があってこそ、知の拠点の大学。沈黙は犯罪です。
いかに、大学が政府によりいじめられ、疲弊しているからといって、この精神の自由、
未来を語ることをやめるのは、精神的自殺行為にほかなりません。

軍事に加担するな、平和の科学を、と再度訴えます。
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防衛省の「安全保障技術研究推進制度」、昨年の額3億を2倍化して、6億円でいま、大学人を誘おうとしています。
徳島大での取り組みと闘いに学ぼう
徳島大の闘いの様子が伝わってきました。以下です。
先日、「平成28 年度安全保障技術研究推進制度公募について」という通知が研究担 当理事名で回されたため、組合として下記の質問状を送付。 http://tokushima-u-union.in.coocan.jp/document/20160329military.pdf
その回答が以下。 http://tokushima-u-union.in.coocan.jp/document/20160510military_answer.pdf
回答では、「軍学共同研究への指針を検討中」、「方針決定までは、学内からの応募 を認めないことにした」とのことでした。 これまでも組合では大学側に対して軍学共同研究に対する懸念を表明してきた。 今回、「組合が見ている」ということが一定の圧力となり、大学としても慎重な対応 を行っているものと思われるとのこと。大学側が安易な決定を行わないように、先手先手で要所要所に釘を刺しておくことが重要かと取り組んでいます。

全国の大学でこのような、とりくみが、今決定的に重要です。
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第二期に、絶対応募するな、第一期に応募した人も学内世論によって、今年は取り下げるまで、徹底した議論を各大学、研究所、社会で巻き起こすことを訴えます。

その為の大量宣伝や、学生から、市民からの発信も促してください。「保育園落ちた、日本死ね」という一人のつぶやきでも、大きく社会に伝わることもあります。
この問題は、日本社会全体が、死の商人の支配する、軍事優先の国に変貌するかどうか、その切り崩しの突破口として大学が狙われている課題です。背景には、安保法制、戦争法の体制へ暴走する動きと軌を一にしています。今、参院選の直前、この時期に、大学から発信してこの動きへ待ったをかけることのできる取り組みになります。

また、この軍学共同については大学教員は強大な、圧倒的力をもっています。つまり、大学教員がNoといえば、これは止まるからです。ひとつの目標として、昨年応募した人も、今年、全学の議論の中で、応募取りやめとする、昨年応募総数を越す申請はさせない、ということを目指したいと思います。ぜひ、多数の大学教員が、議論の末、Noという結論に達すべく、学内の議論を、至急に起こしてください。きっかけは、市民からでも、学生からでも、学内職員からでも、勇気をもった一声がそれを開くと思います。この運動は継続してつづけますが、現時点、締め切りがあと1ヶ月に迫ったこの時期、一つの最大の山場としての、反対運動のアクションを緊急に訴えます。
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軍学共同反対アピール署名の会
no-military-research @ mbr.nifty.com