「ひまわり」280号(2015/9/30)が発行されました!

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全大教第27回教研集会
男女共同参画分科会ならびに女性部総会・交流会の報告

9月11日~13日の日程で、金沢大学(古都金沢市)において第27回教研集会が「広がる格差・進む貧困化の中での高等教育の展望」を全体テーマとして開催されました。最終的な参加人数・参加単組等の詳細は全大教新聞ならびに時報をご覧ください。
ここでは全大教女性部の主催で行われましたA5分科会「男女共同参画」とC分科会の時間帯に開催されました女性部総会+交流会につきましてご報告いたします。

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☆男女共同参画分科会
教研集会1日目の全体集会終了直後から2日目午前にわたって開催され、19単組22名の参加がありました。例年にくらべこじんまりとした集まりでしたが、かえって和気藹々とした雰囲気の中で意見交換をすることができました。名古屋大学の女性部活動に関するレポート報告を皮切りに参加者それぞれの単組の女性部活動が報告されました。女性部だけでお食事会やバザーなど活発な活動のある単組は少数ですが、外部団体(例えば母親大会など)と共同で活動されている単組は多くみられました。さらにあらかじめ各単組で取り組まれたアンケート調査結果(1.構成員(職員)の男女比調査(教員は国大協の資料)、2.男女共同参画基本データ(育児・介護休業休暇に関する数値)3.男女共同参画推進に関してその他改良したこと、問題点など)をもとにしたレポート(全大教女性部提出)について討論が展開されました。今年はアンケート内容やポジティブアクションの概念等の解説が詳細に行われました。ほとんどの大学でいわゆる男女共同参画推進室の運営がなされていますが、対象が教員や女子学生(女性研究者支援)に偏っているような印象を受けます。教職員全般のワークライフバランスを担う場として活用できればよいのではないかと思われます。ひまわりイラスト
昨年に引き続きまして、専門員以上の女性職員比率がランキング提示されました。国立大学全体で2004年には3.8%だった「専門員等以上」の平均女性比率が、2014年には初めて10%をこえました。なお「専門職員・係長等」は、17.3%から28.7%に上昇しています。アンケート回答単組もそれぞれ10年間で女性比率上昇がみられました。しかし職階が上位にいくほど驚くほど低くなることに変わりはありません。時限立法「女性の職業生活における活躍の推進」に関する法律も成立いたしました。今後の情勢を注視してゆきたいと思います。
また育児・介護休暇休業を中心とした男女共同参画基本データは大学別に表にまとめられていました。法人化され時間が経過する間に休暇取得日数や取得条件等が単組により大きな差が生じていることに驚きました。各大学の数値を分析し、今後の女性部活動につなげていきたいと思いました。構成員に制度を周知して、取得しやすい職場環境づくりをすることが重要であることも再認識いたしました。多岐にわたって今後の課題となるような意見が提出された分科会でした。(東大から2名参加いたしました。)

☆女性部総会と交流会
教研集会2日目、C分科会の時間帯に女性部総会ならびに女性部交流会が開催されました。総会は1.女性部の活動について、2.役員選出についてという議事で行われました。参加単組は17単組(/構成単組36)で、総会(成立要件:構成単組1/2以上の18単組出席)は成立しませんでしたが(そのほかオブザーバー参加が3単組ありました。)、各単組の女性部活動や各自の近況などを報告し、活発な交流となりました。年1回総会で、情報・意見交換することは有意義であるという気持ちを新たにいたしました。女性部活動が休止していても男性が参加することで、男女共同参画推進について学習することができるという意見や、かえって男女ともに活動継続を目指せるという意見が印象的でした。これからの役員選出方法についても少なからず意見を出し合うことができました。これからの女性部活動に役立てて行くことを再確認いたしました。(東大から4名参加いたしました。)ひまわりイラスト
東職女性部では教研集会開催に先立ちまして、1.構成員(職員)の男女比調査、2.男女共同参画基本データ(育児・介護休業休暇に関する数値)3.その他改良したこと、問題点などの調査を行い、ひまわり278号でもお伝えいたしました通り、7月10日(女性部にて受領)に大学本部より詳細な回答をいただきました。これから発行されますひまわりの紙面を用いまして、そのデータ全てと他の大学・高専と比較したまとめを皆様にお知らせできればと考えています。大学本部にて発行されております「東京大学におけるワーク・ライフ・バランス支援ハンドブック」をみなさま活用されていますか。仕事と育児・介護について、女性部でも積極的に取り組んでゆきたいと思います。ご意見・ご要望をお寄せいただけませんでしょうか。どうぞよろしくお願い申し上げます。

▼東京大学における構成員(職員)の男女比(最新データ:2015年5月1日現在)
東京大学における構成員の男女比【お知らせ】
9月15日に開催されました生け花体験教室には講師の方2名を含めまして11名の参加がございました。ご参加くださいましてどうもありがとうございました。次回は12月15日開催予定で、「クリスマスのお花を生けよう!」です。どうぞご参加ください(申込みは12/10まで。電話03-5841-7971 内線27971)これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。